当院の検査機器について
当院では様々な検査・診断に対応するため、検査機器を充実させています。
こちらのページでは当院で使用している機器と検査内容についてご紹介します。
画像診断機器
MRI
皆様MRI検査についてご存知でしょうか?
MRI検査は簡単にいうと磁石がはいったトンネルの中に入って体の断面等のお写真を撮影いたします。検査の際に磁気や電波を使用いたしますが、体に無害ですし、体感することもございません。MRIは、X線を使用しませんのでX線被爆は全くありません。 また、脳や骨盤領域においては、CTよりも情報量が多い(CTのほうが有効なケースもあります)と言われており、脳を専門とする脳外科・神経内科にとっては非常に重要な検査です。
「X線とCTってどう違うの?」と思われるかもしれませんが、従来のCTに比べてMRIは様々な角度からの写真を撮影することができます。また、同じような断面でも情報の質が異なります。したがって、似て非なるものという感じでしょうか?よく患者様からCTとMRIのどちらがいいのと質問を受けることがありますが、症状からどんな病気を疑うか?
CT検査の出来ない方、MRI検査の出来ない方、緊急性等の状況により、総合的に医師が判断しております。どちらの装置でも得手不得手があり、状況に合わせて使い分けることが肝要なのです。当院の専門は脳神経や脊髄などのいわゆる神経系ですが、街のかかりつけ医の特色もございますので、様々な症状の患者様が来院されます。したがって、MRI検査に限りませんが、全身の検査が行えて、なおかつ、診断出来なければなりません。2006年4月より読影専門医の協力を得て、頭だけでなく、全身の検査・診断の精度が高まりました。もし、皆様のお体の事でご心配な事がありましたら、医師までご相談ください。
CT検査
16列のマルチスライスCTです。ほぼ全身の検査が可能です。脳梗塞後遺症などによる誤嚥性肺炎等、肺疾患、骨折や関節の評価に有用です。
超音波検査装置
脳梗塞の原因の1つである頸動脈の狭窄の評価や、腹部の検査、心臓検査等様々な検査が可能です。
デジタルX腺TV装置
主に胃透視検査(バリウム)を行っています。
脳波計
画像検査では分からない脳の微弱電流で情報が得られます。てんかんや認知症などの診断には欠かせない機器です。
外来迅速検査
一般血球計数・CRP測定装置
外来にて迅速(数分で)に血液一般(赤血球数・白血球数、血小板など)や炎症反応性タンパク(CRP)を測定できます。
HbA1c測定装置
外来にて迅速に糖尿病の指標であるHbA1cが測定できます。数分で結果が出るので、糖尿病の管理や内服薬の調整が直ぐにできます。
血液ガス分析装置
動脈血中の酸素分圧・二酸化炭素分圧、電解質を迅速に測定できます。電解質異常、体内の酸・塩基バランスが直ぐにわかり迅速な治療が可能となります。
自動尿検査装置
尿検査を自動で行い、正確な測定が可能です。
生体情報モニター
心電図・呼吸・体温・血圧などの生体情報を統合、リアルタイムに測定・記録し、患者の容体を把握します。
検査室
骨量測定装置
骨粗鬆症の検査で、踵の骨に超音波を当て骨の強さを測定します。
重心動揺検査装置
めまい症状に対し、日本人の健常値データーを内蔵し、ニューラルネット解析技術によって、「健常」・「異常」の程度を自動識別します。末梢前庭障害か中枢性機能障害かの判別が可能です。
視力検査機
一般検診などで視力を測定する装置です。卓上におけるコンパクトさで正確な測定化が可能です。
聴力検査装置
一般検診などで聴力を測定する装置です。
12誘導心電図
動悸等の症状の精査や不整脈の種類の診断をし、治療が必要かどうかをみる為に行います。
ホルター心電図
小さな心電計を装着し24時間心電図を記録する検査です。(入浴も可能です)
動悸等の症状の精査や不整脈の種類の診断をし、治療が必要かどうかをみる為に行います。
血圧脈波検査装置
動脈硬化/血管機能のを測定し、心血管、脳血管の早期診断に役立ちます。10分くらいで容易にできる検査です。「CAVI」は動脈の硬さを調べる検査で、大動脈を含む心臓から足首までの動脈硬化度(血管年齢)を調べます。「ABI」は下肢動脈の狭窄や閉塞を調べる検査です。